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安田純平さんの主張 政府に助けてもらったのではない、自分で解放をつかみ取った!

こんにちは、ノブです。

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シリアで拘束されていた安田純平さん。

昨日、帰国後初の記者会見に臨みました。 

当初1時間の予定が2時間半になりました。

ここで記事にしようと思ったので私は頑張って見ましたが、そうでなければあんな長い会見は見なかっただろうなと思います(笑)

 

 

 

 

会見前の印象はひじょうに悪かった

先日、この安田さんのことを記事にしました。

安田さんのツイッターから印象的な言葉だけを抜粋すると・・・

★ちなみに私は自己責任について否定したことは一度もありません。

★「自己責任なのだから口や手を出すな」と(日本政府を)徹底批判しないといかん。

★(日本政府は)世界でもまれにみるチキン国家だわ。

★(日本政府は)いまだに危ない危ない言って取材妨害しようなんて恥曝しもいいところ

いちいち、イラっとする発言です。

詳細はこちらをご覧ください。

www.nobubkk.site

 

解放された後も飛行機の中でのインタビューで、「あたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかった」と発言しています。(※会見でこの言葉の真意が分かりました)

 

飛行機内でのインタビューは正直言って解釈の仕方が難しい言葉ではあります。

裏にどういう意図が隠されているのか、慎重に見ないといけない言葉ではありました。

が、拘束される前のツイッターの発言とあいまって「やっぱそういう奴だったかー、おまえ何様だ!」となったわけですね。

 

会見後の印象はだいぶ良くなった

正直言って、会見の印象は良かったと思います。

ツイッターであのような発言をしていながらも、会見の冒頭できちんと謝罪をしてきたことが好印象を与えることに成功したのでしょう。

 

また、非常に長い会見でしたが、この安田さんは賢い人なんだろうなーと感じました。

喋りはうまくないですが、頭の良さは分かります。

まあ、世界を飛び回るジャーナリストですからね、当然と言えば当然ですが。

しかしそれだけに、拘束前のオラついたツイッター発言は残念だったとしか言いようがありません。

 

会見を全て見て思ったこと

会見自体は好印象でしたが、それでもなんとなくもやもやしたものが残った会見でした。

 

日本政府に対し冒頭などに謝罪はしていましたが、長い会見の最中には一度も政府に迷惑をかけた的な発言や示唆はありませんでした。

 

また、政府に対して「申し訳ない」、「感謝している」と言っていましたが、政府と拘束した組織との間で「本当に交渉があったのかは分からない」という発言もありました。

 

さらに、自分の解放に関しては、「私が「40か月で解放しろ」と強く要求した、だから解放された」といった経緯の説明をしています。

 

つまり、政府の交渉はあったかもしれないがそれは役に立っていなかった、解放については政府の手助けで解放されたのではなく、自分の力で解放をつかみ取ったのだ と彼は言いたかったのでしょう。

 

それが、飛行機内でのあたかも日本政府が何か動いて解放されたかのように思う人がおそらくいるんじゃないかと。それだけは避けたかった の発言につながっているたのですね。

 

日本政府のおかげじゃない、自分で「40か月で開放しろ」と要求したことが通ったのだ、と。

 

もっと言うなら、カタール政府が身代金3億3700万円を支払ったという報道に対しても牽制をしているわけです。

身代金が払われたから解放されたわけではない、自分で「40か月で開放しろ」と要求したことが通ったのだ、と。

 

やはり頭がいいですよね。

こうして自己責任論や身代金の批判をかわすことができると踏んでいるわけですから。

いや、そう踏んでいるわけではなく、本気でそう思ているのかもしれません。

もちろん、事実そうだったのかもしれませんが。

 

わりと危険度の低い監禁生活のようだった

また、拘束された組織から「日記を書いて自分たちの組織は紳士的だったと伝えてほしい」「殺すことは絶対にない」と言われたそうです。

 

実際安田さんの会見全体を通して、命の危機を感じるような手に汗を握る危険な場面はなく、組織はのんびりとしていた印象でした。

 

また、安田さんの組織への不満についても、「電気をパチパチつけたり消したりする」「扇風機を消す」「鶏肉を持ってくるが骨ばかり」といった内容で、とてももうすぐ殺されるかもしれないという恐怖と戦っていたような人の発言とは思えませんでした。

安田さん自身も、「彼らはそういう嫌がらせをしてくる」と言っています。

 

もちろん、扇風機を消されるととても暑いし、骨ばかり持ってこられても腹が減るので困るのは分かりますが、殺される恐怖と戦っていたわけではなかったのだなと強く感じるエピソードだったと思います。

 

自己責任論 過去の例をまず見てみよう

2004年香田証生さん(バックパッカー)がイラクで殺害されました。

あのときも自己責任論が噴出しましたが、それは友人の制止を振り切って「いや、旅行者だから大丈夫ですよ」という発言があったので、自己責任論につながりました。

ちなみに、これと同じくらいの時期に安田純平さんも捕まっています。

 

次は、湯川遥菜さん(民間軍事会社経営)そして後藤健二(ジャーナリスト)さんでしょう。

2人は2015年にシリアで殺害されました。

湯川さんは2度捕まっています。

1度目は、後藤さんの尽力により無事解放されましたが、その後日本に帰国せず中東に残りまた捕まってしまいました。

そのため、もう1度後藤さんが湯川さんを助けに行きますが、逆に後藤さんも捕まってしまい、その後2人とも処刑されてしまいました。

 

このとき、湯川さんには自己責任論どころか、自業自得論まで出てきましたね。

まったく同情が集まらなかったため、処刑された後は急速に話題には登らなくなりました。

 

後藤さんはシリアで拘束される前に、ビデオメッセージで「何が起こっても責任は自分にあります。」と残していました。

安田さんと言葉遣いは大きく違いますが、同じ「自己責任」であることを強調しています。

行くことを許されていない危険地域に入るという覚悟があったのだと思います。

しかし、後藤さんの場合も自己責任論は出てきましたが、彼の場合は命を賭して友人を助けに行くという大義名分があったため、非常に多くの同情が集まりました。

この時には「I AM KENJI」と書いたカードを持って応援するムーブメントも起こりましたね。

www.youtube.com

お亡くなりになった方々には哀悼の意を表します。

 

自己責任論ってなんだろう

インターネットの声を安田さん本人にぶつけたテレビ番組がありました。

安田さんの声で答えているのでなかなか興味深いコーナーです。 

インターネットの声は4つ挙げられています。

①自己責任で全額返金させろ

②「行くな」という地域に自ら行ったのだから仕方がない

③身代金を払ったのなら今後海外にいるすべての日本人が拉致の対象になる可能性がある

④「自己責任だから」と自身が言ったのに、助けを求める動画はおかしい

 

①の「自己責任で全額返金させろ」という意見について、安田さん自身の意見はありませんでした。

代わりに①③の「身代金については確定した事実ではないのであんまり言わない方が良い」と発言しています。

つまり、①の論点である「全額返金しろ」という論点をそらして、身代金の話をすると③の海外の日本人が拉致される可能性が出てくるから「あんまり言わない方が良い」と言っているのでしょう。

意地悪な見方ですが、身代金を支払ったことが表ざたになった場合、彼がどう答えるのかが楽しみだと思ってしまいました。

 

②に関しては、本人からは確かに言いずらいところはあるんでしょうね。

「自己責任は当然。だが行政・国家の対応は全く別である」と発言しています。

つまり、ジャーナリストなどが危険地域に行くのは自己責任で準備などもしていくことは当たり前だ、だがしかしその人物が拘束されたりした場合、国には邦人を助け出す義務があると主張しています。

これ自体は至極真っ当な発言なんですが、まあやはり「お前が言うな!」とつっこんでみたくなります(笑)

 

「外務省は邦人保護、身代金は払わないという範囲でできる範囲のことをやっていただいたと思っています。申し訳ないと思っているし感謝している。」

本音はどうであれこういう発言をしているので、これで水に流してこれからを頑張ってほしいと思います。

 

自己責任→何をもって責任を果たしたというのか

何度も「自己責任」と書きながら感じたのは、何をもって「自己責任」を果たしたと言えるのだろうかと疑問に思ってしまいました。

無事に帰ってこれたら自己責任を果たしたのか?

捕まったら自己責任を果たせていないというのか?

身代金を払ったら?処刑されてしまったら?自己責任だから仕方ない?

責任の取り方は?「自ら危機を脱する」「身代金を払う」「命で償う」なのか?

 

安田さんも後藤さんも、自己責任だからほっとけ!と言った背景には「失敗すれば命で償う」という気持ちがあったのだろうと思います。

しかし、国として「邦人保護」は義務であるのでほっとくわけにはいきません。

 

また、億を超える「身代金を払う」のは個人で負える責任ではないのではないでしょうかね。

ということはこちらも国として「邦人保護」の観点からほっとくことはできず、何か別の手立てを考える必要が出てきます。

 

ということは、「自己責任」というなんなんでしょう?

自分の手に負えない責任に対して「自己責任」と言う言葉は使うことができないのではないでしょうか。

「自己責任」という言葉はあくまでも自らの気概を表す言葉であって、ジャーナリストのような人たちは使ってほしくないなと私は考えてしまいました。

 

まとめ

会見最後には記者からの質問がありました。

 

ご興味あれば2時間半の会見をご覧ください。(記者質問は2時間15分ごろから)

www.youtube.com

記者からの質問では最初に日本記者クラブから「ネットで自己責任論があるが?」という質問もあります。

それに対する答えは、拘束前のツイートをした同一人物とは思えないほど、冷静な答えをしています。

事前通告があったのか分かりませんが、拘束前のツイートのような傲慢さはなく、好印象を与える回答でした。

 

その後の質問が、テレビ朝日朝日新聞東京新聞毎日新聞という順番だったことには失笑でしたが、はっきり言ってあんまり本質を突いた質問はありませんでした。

遠慮があるのでしょうか。

人としては美徳ですが、記者としては怠慢だと言わざるを得ないでしょう。

 

YoutuberのKAZUYAさんも似たようなことをおっしゃってます。

「マヌケかな」には笑いました。

www.youtube.com

 

いろいろ書きましたが、最後に安田さんが無事生きて帰ってこれたことについて素直におめでとうございます!と 言いたいと思います。

 

それでは今宵はここまで。また次回をお楽しみに。 

 

 

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