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バンコクローカル観光としてアリ?! 女の幽霊を祀るパワースポット ワット・メー・ナーク(・・・と菅原道真公)

もうメシは食ったかの?儂はノブじゃ。

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先日、ワット・メー・ナークに行ってきた。

 

観光でバンコクを訪れる人にも、ちょっとローカルチックなタイのお寺を見てみたいという人や、スクンビット界隈でお寺観光したい人にはきっと良いと思う。

 またそこでつい考えついてしまった、ワット・メー・ナークと太宰府天満宮の奇妙な共通点についても考察してみた。

 

 

バンコクのパワースポット ワット・メー・ナークとは

ワットはお寺、メーはお母さん、ナークは名前なので、「ナークママのお寺」というところだろうか。

正式名称は、ワット・マハーブットである。

恋愛成就、金銭運上昇のご利益のある(?)というタイ人御用達のパワースポットだ。

 

場所はスクンビットソイ77のオンヌットロード沿いにある。

オンヌットソイ7なので、BTSオンヌットの駅から歩こうと思えば歩ける距離だ。

歩くのが嫌なら、オンヌットロードのパクソイ(入り口)あたりでソンテウ(乗り合いバス)に乗るのが良いだろう。

たしか、4年前で7~8バーツくらいだったと思うので、10バーツも持っていれば大丈夫だ。

 

メー・ナークって誰?

彼女がメー・ナーク(ナークママ)。 

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うしろの絵の方を見てほしい。

これを見て、どのように感じるだろうか?

きれい?かわいい?

しかし、特別美人には描かれていないと思う。

どちらかというとちょっと気の強そうな執念深そうな感じがしないだろうか。

 

実はこのナークママはピー(お化け)なのだ。

日本風に言えば"幽霊" とか"怨霊"と言えるだろう。

この怨霊を祀っているのが、ワット・メー・ナーク。

メー・ナークの映画は何度もリメイクされ、タイ人なら誰でも知っている超有名怨霊なのだ。

 

タイの有名怪談 メー・ナークの伝説

 

昔、村長の娘のナークと恋人の庭師マークは結婚を反対され、家を逃げ出し駆け落ちをして結婚しました。

その後、ナークは妊娠をしましたが、時を同じくしてマークは徴兵されることになりました。

そしてマークが戦に行っている間に、ナークは産気づきましたがひどい難産でした。

周りの必死の助産もむなしく、おなかの子どもともども亡くなってしまいます。

 

一方、兵役中のマークは戦場で、ナークとその赤ん坊と出会います。

マークはナークが家を空けてきたことを叱ったうえで家族で一緒に夜を過ごしましたが、朝になるとナークと赤ん坊は消えていました。

この時すでにナークと赤ん坊は死亡しており、マークへの愛が深すぎて幽霊となって化けて出てきていたのでした。

 

ほどなくして兵役が終わり村に戻ると、村人はナークが死んだというのです。

マークは、「ナークと戦場で会っている」と言って口論になりましたが、マークの家に行くと何事もなかったようにナークは家で仕事をしているのでした。

 

その後しばらくナークとマークは一緒に過ごしていたが、ある日ナークの腕が尋常の人間ではできないほど長く伸ばしているのを目にして、ワット・マハーブットというお寺に駆け込み助けを求めました。

しかし、僧たちは何もできず、その間にナークはどんどん狂暴になっていき、近づいた人を手あたりしだいに呪い殺していくのです。

その時、どこからともなくネーン・チウ(チウ少年僧)と呼ばれる高僧が現れナークを退治し、その骨は骨壺に収められ運河に投げ捨てられました。

 

プラカノーンのメー・ナーク - Wikipedia

 

 

このお話を聞いて日本人的には、ただの怪談にしか聞こえないのではないだろうか。

死んで化けて出てきて、そのうえ生きている村人たちを殺していく。

これは幽霊というよりは怨霊である。

 

なぜこのような怨霊を祀る寺院が、タイ人にとっての超有名パワースポットとなっているのだろうか。

ちょっと理解しがたいが、タイ人にはタイ人の文化があるのでそういうものだと思いたい。

 

怨霊信仰は日本人の十八番 菅原道真

ところが方向性は少し違うが、日本人にとってなじみの深い超有名怨霊も同じようにパワースポットの主になっている。

それは、太宰府天満宮に祀られる学問の神様、菅原道真公だ。

 

菅原道真は一時は右大臣にまで上り詰めたが、朝廷での藤原氏との政争に敗れ、太宰府に左遷されてしまい、失意のうちに現地で没してしまった。

「東風吹かば にほいおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」

(春になって東風が吹いたら、その風に託して花の香りを太宰府にまで届けておくれ、梅の花よ。主がいなくなったからといって春を忘れないでほしい。)

都落ちした哀愁を感じさせる菅原道真の代表作である。

 

さて、この菅原道真太宰府にて没すると、京では多くの異変が相次ぐことになる。

道真の政敵である左大臣病死、道真失脚の首謀者とされる右大臣は狩りの最中に泥沼にて溺死

さらに後醍醐天皇東宮、その息子の皇太孫が次々に病死

朝議中に清涼殿が落雷を受け大納言をはじめ多くの朝廷要人に死傷者が出た。

そのうえ、後醍醐天皇も体調を崩し、3か月後に崩御

これが菅原道真の祟りだと言われ、京の都は恐怖のどん底に叩き落されたのである。

このため、菅原道真は日本三大怨霊(平将門崇徳院)の一人として挙げられている。

 

しかし、この日本三大怨霊の菅原道真は、現在では学問の神様として太宰府天満宮の天神様とあがめられている。

太宰府天満宮は、京都の北野天満宮とともに日本全国の天満宮の総本社とされ、初詣には全国から200万人もの人々が訪れる。

元は怨霊ながら、今では人々の信仰の対象になっているというところに、メー・ナークとの共通点がある。

 

西洋の文化にはこういうものはない。

東洋であっても中国などは政権が変わるたびに歴史は塗り替えられていくので、絶対に怨霊が信仰対象になることはない。

だから、西洋人や中国人にはこの感覚というのはきっと理解できないものであろう。

タイの文化と日本の文化は根底で似ているところがあり、そこが日本人がタイを住みやすく感じる一つ理由になっているのかもしれない。

 

 

ワット・メー・ナークのお参りについて

ここからはワット・メー・ナークを写真で紹介したい。

 

オンヌットソイ7
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ソイ7の通り

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入り口の駐車場

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多くのきんきらの建物

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他はガラガラだが、お坊さんの説法(?)には、平日の昼なのに多くの人が集まっていた。

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お坊さんの隣にはネコが鎮座

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しばらくぶりに行ったら大きな建物ができていた

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小さな仏像がたくさんある

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奥に進むとちょっとおどろおどろしい雰囲気になってくる

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なんだろうこれも気持ち悪い

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まずは、いくらかお布施(20Bくらい)をして花輪、線香、金箔などを受け取る。

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大きな木がありここに色とりどりの布が巻かれている。

今回はちょっと少ない。

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この木にも軽くお祈り

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その脇ではネコが死んだように寝ていた。

本当にピクリとも動かない。

中国人が撫でまくっていたがまったく起きようとしなかった。

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全体像。

今回平日の昼間に行ったせいか、とてもすいていた。

こんなにすいているのは初めて見た。

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灯篭の炎で線香に火をつけて

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こちらでお祈りをする

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祈り後は線香をここに挿す

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花輪はここにかける

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 ちなみに、この花輪はだんだんたまってくると元の場所に戻される。

そしてまた20Bのお布施とともに渡されるのだ。

いい商売をしているなーと感じているうちは、まだまだタイ人にはなり切れていない証拠だ。(のはず・・・)

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その後上段に上り、メーナークの前でまたお祈り

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その後、メー・ナークの像に金箔を貼る。

このため、像はいつでも金ぴかに輝きを保ち続けるのだ。

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一通り終わってもまだ寝ているネコ。

さっきと少しだけ態勢が違うので、死んでいるわけではなさそうだ。

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出てきたところの風景。

左の細道に入ると川に出る。

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左の細道の奥に進むと、

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川に出る。

イクラトン(灯篭流し11月ごろ)の時などは、近くで無数に売りに出されている灯篭を買って、ここからたくさんの人が灯篭を流す。

・・・そして川の中に待機してるおっちゃんたちが回収してまたそれを売りに回す。

いい商売しているなーと思っているうちは、(以下略)。

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タイ人にとってお寺参りはタンブンといって、メジャーなレジャーの一つである。

たまたま見かけたタイ人の若者たち。

中高生くらいだろうか。

笑顔で楽しそうである。

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タンブン(お布施)して油をもらい

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となりの器の中に油を入れていく。

・・・器の中に油がたまったらまた容器に入れてお布施箱の所に戻しておく。

それをまたタイ人がお布施して油を器の中に入れていく。

いい商売してるなーと思っているうちは、(以下略)。

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ここではミニチュア版ロイクラトンをいつでも楽しめる。

クラトンに火をつけて流す。

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こういう、タイルもある。

名前などをかいて奉納する。

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タンブンして、

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ここへ奉納。

・・・でまた紙をはがして元の位置に戻す。

いい商売して・・・(以下略)。

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タンブンは今やQRコードでもできる!①

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タンブンは今やQRコードでもできる!②

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タンブンは今やQRコードでもできる!③

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最後に、子どもたちの憩いの場。

見よ、このかわいらしい動物たち・・・んっ?!

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さる?微妙・・・

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虎かな?

ちょっと前田敦子気味じゃないか?

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ライオン。

はっきり言って、かわいくない。

もう少し何とかならなかったのか。

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ちょっとこれ思い出した。

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以上。

スクンビット界隈に住んでいるタイ在住者はちょっと時間のある時にさっと行けるおススメパワースポットである。

観光の場合は、もっときれいな寺院がいっぱいあるが、そういう観光地化されたところでない、タイ人ローカルの集まるようなところに行ってみたいというならおススメの寺院である。

 

今宵はここまで。また次を楽しみにしておれ。

 

 

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